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العنوان
アラビア語から日本語への形容詞類翻訳の問題点を巡って
―クルアーン・アル・バカラとアーリ・イムラーン章の諸日訳を対象に― \
المؤلف
الأبحر، ياسمين أحمد عبد الفتاح السيد.
هيئة الاعداد
باحث / ياسمين أحمد عبد الفتاح السيد الأبحر
مشرف / محمد رجب الوزير
مشرف / كرم خليل سالم
مشرف / عادل أمين صالح
تاريخ النشر
2022.
عدد الصفحات
275 ص. :
اللغة
اليابانية
الدرجة
الدكتوراه
التخصص
اللسانيات واللغة
تاريخ الإجازة
1/1/2022
مكان الإجازة
جامعة عين شمس - كلية الألسن - اللغة اليابانية
الفهرس
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Abstract

本研究では,対象を「形容詞」に限定した。アラビア語から日本語への翻訳の問題点を明らかにし、解決法を考察することを目的とした。詳しくというと、アラビア語から日本語へ、異なる特徴や種類などを持っている両言語の形容詞類の翻訳をするとき、翻訳者は意味のズレを超えるため、また、等価に達成するために、どのように翻訳したか観察した。本研究ではクルアーンについて詳しく紹介し、その翻訳可能性と翻訳歴史について述べた。それから、本研究に使用されるクルアーンの三つの訳文の翻訳者と、各翻訳の特徴について述べた。そして、アラビア語と日本語の形容詞類について述べた。
本研究は対照言語学に属する。3つの翻訳の相違点を比較し、それをアラビア語の原文に対照する作業を通じて、意味論的または統語論的な違いを明らかにした。アル・バカラとアーリ・イムラーン章における語の形容詞類を種類別に整理し、それぞれの種類がどのように翻訳されたかを形式上に考察した。等価に達成するようにどんな翻訳シフトが行われるかキャトフォードによる翻訳シフトに基づいて調べてみた。そして、形容詞類の3つの翻訳の相違点の比較により、形容詞類の意味の分析をした。また形容詞がどのように翻訳されたかを意味上に考察した。
本研究ではキャトフォードによる翻訳シフトに基づいて、アル・バカラ章とアーリ・イムラーン章における「形容詞」の機能を持つ五つの派生名詞である「形容名詞・能動分詞 ・受動分詞、誇張法、比較級」の翻訳の例を考察し、それぞれの最も行われる翻訳シフトについて調べてみた。また、アラビア語と日本語の形容詞類の意味領域の相違を巡って、その例として(ʕzˤim・عَظِيمٌ )というアラビア語の形容詞の邦訳を対象にした。そして、言葉の上で日本語に存在しない対応する表現の関係代名詞である形容詞の邦訳について考察した。また、省略を含む構文の形容詞類の翻訳も考察した。